2009年12月24日木曜日

楽器らしさの原点がCP1に

新発売のハイエンド、YAMAHA CP1についてのレビューを入れるとする。近年私も楽器の評論的なこともあまりしていない、実はそれほど電子楽器に興味がなくなっていたのかもしれません。





実はソフトシンセ音源を買いに楽器屋に立ち寄ったついでの試弾だったのですが、実に強いインパクトをうけました。コルグの01WX/pro以来の、なんというか以前私が感じていた新しいテーマでの土台と未来感覚がこのCP1からうけたのです。

YAMAHAのハイエンド名機ならGS-1があったじゃなか。という人もいると思いますが、GS-1は現在のKORG SV-1によく似た楽器だと思います。つまりCPとしての独自性がこの場合ポイントではないかと思います、よく生シュミ楽器でシュミレーションされている例えばMoogとか或いはPiano系の音、それ等は本機ではないわけです。

MOTIFなどもそうですが「真似をする方の機器」です、しかし「真似される方のオリジナル」があるわけであり、つまりCP1は真似される方のオリジナルだという事です。CP1の音という独自性がありアイデンティティをもっている。

YAMAHAのEXやMOTIFは自等の独自性はないぶん、何にでも真似て代用できる利便性があります。しかし本機自体がカリスマテックに扱われることはないんです。CP1は逆ですよね、これは最初からCPというブランドの新たな音です、CP系で辿るならおそらく完成形であると思います。